2013/04/15

小さなバレリーナ


先週の金曜日(4/5)に発行された朝日ぐんまタブロイド版「AG」では、2月末にスイスで行われた「41回ローザンヌ国際バレエコンクール」に参加した群馬のバレリーナ、五十嵐愛梨さん(山本禮子バレエ団付属研究所所属)にインタビューしました!(Update: AGのウェブサイトで記事が公開されています)


AG 4月号・表紙!どどーん!
素晴らしい写真を撮ってくださった伊藤さんに多謝!

ローザンヌ国際バレエコンクールといえば、「若手ダンサーの登竜門」として有名であり、プロを目指す世界中のバレリーナの憧れの舞台でもあります。コンクールといえばステージ上で踊って評価されるのが一般的ですが、ローザンヌでは数日間にわたるレッスンの様子も採点対象となります。
 世界中から集まったライバル達と技術を磨き合い、第一線で活躍するダンサーから指導を受けられる素晴らしいチャンスですが、そうそう簡単に参加できるようなものではなく・・・ 厳しいビデオ審査を勝ち抜いてはじめて、ローザンヌの舞台に立つことができます。(昨年は日本の女子高生、菅井円加さんが1位で入賞したことで大きな話題となりました。)

4歳からバレエを始め、日本国内のコンクールでは数々の受賞歴を持つ五十嵐さんですが、海外のコンクールの参加は今回が初めて。これまで経験してきたどの舞台よりも広く感じられ、小柄な自分がいつもより小さく思えてしまったとか。かなり緊張したそうですが、「思いっきり、大きく踊ろう!」と心に決めてステージに出たそうです。自分の踊りに集中して、乗り越えたんですね。
 惜しくも入賞とはなりませんでしたが、コンクール中に関係者の目にとまり、今年の夏からドイツの名門バレエスクールに留学が決定したそうです。将来は、どんな役でも踊りこなせるダンサーになるのが夢だという五十嵐さん。世界で活躍できるバレエダンサーを目指して、ドイツでも充実の日々を送ってほしいですね!応援しています。(こちらには、彼女の過去のコンクールの動画があります。白鳥の湖の黒鳥を踊っています。)

バレエというと、笑いながらフワッと宙に浮くような優雅なイメージがありますが、実際はかなりハードなスポーツ!私も大人になってからバレエを始めた1人なのですが、数年たった今もレッスンでは毎回といっていいほど血の味が・・・(笑) まぁ、それはさておき、、 舞台の華やかさとは裏腹に、日々のレッスンは地味なものです。

バレエは34歳で始める子が多いようですが、そのぐらいの年齢からバレエの基礎となる動きをひたすら練習します。手の動き、足の動き、目線、姿勢・・・ それこそ、眠りながらでも出来るんじゃないか、ってくらいに体に染み込ませていくようです。真剣にバレエに取り組んでいる子は、毎日学校が終わったあとにやって来て、夜遅くまで練習に励んでいます。ついつい、「バレリーナって、スタイルが良くて羨ましいわぁ~」なんて軽く言ってしまいますが、あれは幼少の頃から続けたストイックな生活の表れなんですよね・・・。誰もが出来ることではないし、相当な強い意志と情熱がなければ続けられないことなんだろうな、と思います。(スポーツや舞台芸術、他の分野にも共通することなのかもしれませんが・・・) 普通の小学生だったら、学校が終わったらお菓子食べてテレビ見て、休みの日は遊びに行きたいと思うだろうし、、大人だって似たようなものだし、、笑
私たちが客席や画面から見られるのは、その人がこれまでの人生で積み上げてきたものの集大成なんだと思うと、感激の深さが増す思いです・・・。


ローザンヌではありませんが、ニューヨークで開催されているバレエコンクールYAGPを題材にした「ファースト・ポジション」というドキュメンタリー映画があります。予告編に、その世界がぎゅっとつまっています・・。(本編まだ見てないんですけど、、見たい、、)


わが群馬県からも、世界を舞台に活躍するダンサーが続々と生まれていることを、とても嬉しく、そしてなぜか「フフン!」と誇らしく思っています。(これからバレエダンサーを目指す子たちも、ポンポンを持って応援したい気分!)

この「一瞬の美」にかける意気込みと努力を少しでも見習うべく、私もレオタード着て頑張りたいと思います、、、周りからはギャグだと思われてるけどね、、、、フッ、、

[Update 2014.08.21] 五十嵐さんがローザンヌでの発表の様子がYouTubeで公開されています。(クラシックはこちら、コンテンポラリーはこちら]




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