どこかで小耳にはさんで覚えていたのですが、本日2月28日は「ビスケットの日」だそうです。日本で初めてビスケットの作り方が人に伝わった日だとか、2回焼(8)かれたから、とか、かなり無理がある気もしなくはありませんが、まぁいい、今日はビスケットの日です。
さて、ビスケットといえば、最近ドイツでのニュースが話題になりましたね。
ドイツの老舗お菓子メーカーBahlsenの「金色のクッキー看板」がクッキーモンスターに盗まれるという事件です。
ビスケットのかたちをした看板が会社からなくなったと思ったら、地元の新聞社にクッキーモンスターを名乗る人物から「クッキーはいただいた!」と犯行声明が送られてきたそう。そして「返してほしければ、病院に入院している子どもたちにクッキーをタダで配れ(&寄付も)!」と要求。
その後、会社は市内にある施設に合計5万2000箱のクッキーをプレゼントすることを発表。クッキーモンスターから「恋しがってるみたいだから、返してあげよう」との手紙が届き、クッキーの看板は無事に返還されたのでした。
このニュースを聞いたときから、ずっと気になって追いかけていました。もちろん、物を盗むことは犯罪なので、良い子も悪い子もマネしてはいけませんが、、。ただ、あまりにも出来すぎた話で、最初は新手のマーケティング手法かと思いました。それと、この“クッキーモンスター”が送ってくる写真や手紙が、とてもウィットに富んでいて、、、見るたびに笑顔になってしまったのでした。
地元紙では「この事件は現代のおとぎばなし。誰も損した人はいなかった」と報じているようです。最初から誰も傷つけるつもりはなかったし、実際誰も傷ついてはいなんじゃないかなーと私も思います。
ユーモアと正義とビスケットのおはなし。
(こちらでドイツ在住の記者の方が、とても詳しくこの事件を取り上げています。)
新手のマーケティング手法でも何でもいい!私は乗る!
このビスケットはおいしいから今後も食べるぜ!(軽くてとっても素朴な味。カルディで見つけたよ)
これからビスケットを見るたびに、この話を思い出してニヤニヤしそうで嬉しい。